土砂降りの雨のなか、酒場では勇者が魔王場にたどり着いたという噂が流れていた。
酒場の客は、一人離れて酒を飲む盗賊に勇者のことを知らないかと話しかける。

しかし盗賊は、対して面白味のある話でもないと言って酒場を後にする。

宿屋に戻った盗賊は、ひとりベッドで寒さに震えながら温まらない手を擦り合わせる。

そして1年前のことを思い出すのだった・・・。

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